導入事例
協働ロボット組立セル
協働ロボットアームとリニアステーションを組み合わせ、既設コンベアに接続した組立セル。
- 業種
- 電子部品
最初に確認したこと
この工程に投資する価値があると判断した理由は、部品が小さく、数量が多く、動作が固定されているという三条件が同時に成立していたためです。この三つが揃うと、疲労と作業ミスは訓練では解決できない構造的な問題になります。
実際に設計を決めたのは既設のコンベアでした。このセルは独立した装置ではなく、お客様の既存ラインに組み込む必要があり、位置・高さ・受け渡し点はすべて既存の動線に制約されます。ロボットを選定する前に、まずそのコンベアを実測しました。
構成
セルは一台のステンレス作業台上に構築され、二つのユニットで構成されます。
協働ロボットアーム 部品のピック&プレースを担当します。エンドエフェクタは自社製の空圧グリッパで、オレンジと赤のエアチューブで駆動します。従来型の産業用ロボットではなく協働ロボットを選んだのは、この工程の隣で作業者が引き続き作業するためです。安全柵が不要になります。
リニアステーション 作業台左側の垂直ユニットです。直動レール、空圧シリンダ、コントローラで構成され、定位置での圧入動作を担当します。
両者は連携します。アームがトレイから部品を位置決め治具へ移し、リニアステーションが加工を行い、アームが完成品をコンテナへ移します。
現場の条件
台上の金属トレイには銅色の小部品が高密度で並んでいます。寸法が小さく数量も多いため、人手による作業では疲労と誤りが避けられません。
セルの右後方には既設のコンベアが接続されています。単独の展示装置ではなく、顧客が実際に稼働させているラインの一部です。三色表示灯により、セルの状態が一目で判別できます。
導入効果
タクトタイム、生産量、歩留まりは顧客の生産情報に関わるため、公開ページには掲載していません。お問い合わせフォームからご連絡ください。