導入事例
ドローンによる太陽光パネル洗浄
噴射装置を搭載し地上から給水を係留したドローンで、屋根置きパネルを洗浄します。
最初に確認したこと
屋根置き案件の課題は洗浄そのものではなく、人が屋根に上がること自体です。そのため最初に確認したのは「人が上がらずに済むか」であり、「どうすればきれいに洗えるか」ではありませんでした。
係留給水がその答えです。機体にタンクを積まないため重量と飛行時間の制約が緩みます。代わりに作業範囲がホース長に縛られます。このトレードオフは屋根置き案件では成立しますが、大規模な地上設置案件では成立するとは限りません。
洗浄が必要な理由
パネルへの粉塵の付着は発電量を直接削ります。台湾の屋根置き発電所にはもう一つ問題があります。高い湿度と鳥の糞により、セルのグリッド線の間に苔や藻が定着し、これは雨では流れ落ちません。
従来はホースを引いて屋根に上がり、一枚ずつ手作業で洗います。屋根の勾配、濡れて滑るパネル面、そして踏圧によるマイクロクラックが、同時にリスクとなります。
私たちのやり方
ドローンから直接噴射します。作業者は屋根に上がりません。
機体が噴射装置を搭載 クアッドコプターがパネル上空を低空で停止し、下方へ高圧の水を噴射します。
ホースによる係留給水 水は地上の貯水設備からホースで機体へ送ります。これが成立の鍵です。機体が水を積む方式では、搭載重量が航続を圧迫し、一回で洗える面積はごくわずかになります。係留給水にすることで、作業時間は地上の水量だけに制約されます。
パネル面に近づけて飛ぶ 付着物を剥がすだけの水勢を保つため、機体はパネル直上の低い高度を維持します。GPS の補正が十分に効かない屋根上で、安定したホバリングが求められます。
映像の内容
一つ目は作業全体の俯瞰です。機体下面から出る水流、後方に引かれた給水ホース、そして最も分かりやすい点として、機体が通過した後のパネルは濡れて濃い色に変わり、前方の未処理のパネルは白っぽく乾いたままであることが見て取れます。作業の進行線が画面上に現れています。
二つ目は洗浄の近接映像です。未洗浄のパネルではグリッド線の間に緑色の付着物がはっきりと見え、水流が通過すると清浄な濃い色のガラス面に戻ります。
洗浄の前後
詳細について
発電所の規模、作業効率、料金は、現地条件を確認したうえでご提示します。お問い合わせフォームからご連絡ください。